知らないと危険!アルコール消毒3つの注意点-安全で効果的な除菌方法とは | 3分で読めるウィルス対策お役立ち情報

知らないと危険!アルコール消毒3つの注意点-安全で効果的な除菌方法とは

Post:2020年5月1日

新型コロナウィルスの感染対策に!アルコール消毒する時の注意点

「とりあえずアルコール消毒しておけば、ウィルス対策は大丈夫!」
こんな風にお考えではありませんか?

私も新型コロナウィルスの感染が広がるまでは、そう考えていた1人です(苦笑)。
でも、アルコール消毒について調べてみると、次の3点に注意が必要だと分かりました!

  • アルコール消毒は全ての菌やウィルスに効果があるわけではない
  • アルコール消毒をする時に引火する恐れがある
  • アルコール消毒で手荒れが起こる恐れがある

そこで、このページではアルコール消毒の注意点について分かりやすく解説します。
安全にウィルス対策を行うために、ぜひ参考にしてください!

※「消毒」「除菌」「抗菌」などの違いを知りたい方には、以下の記事も参考になります。

除菌・抗菌・殺菌・滅菌・消毒の違い-手洗い・掃除でどれを選ぶべき?

アルコール消毒が有効な菌・ウィルスは限られる

厚生労働省は、現在流行中の新型コロナウィルスに対しては、石鹸での手洗いとアルコール消毒(濃度70~80%程度)が推奨されています。
ただし、全ての菌やウィルスがアルコール消毒で死滅するわけではありません。

というのも、アルコールは「エンベローブ」(ウィルスの外側にある脂質性の膜)を破壊することで、ウィルスの活動を抑えるからです。
エンベローブを持つウィルス(エンベローブウィルス)は全体の約80%とされ、残りの20%はエンベローブを持っていません。

つまり、エンベローブを持たないウィルス(ノンエンベローブウィルス)には、アルコール消毒の効果がないのです。

アルコール消毒が効果的な菌・ウィルスとは

アルコール消毒が効果を発揮する主な「エンベローブウィルス」は、次の通りです。

  • コロナウィルス
  • インフルエンザウィルス
  • ヘルペスウィルス
  • 風疹ウィルス
  • エイズウィルス

など

コロナウィルスの構造について

出典:新型コロナウイルス感染症とは?|知っておきたい!家庭の感染と予防|サラヤ株式会社 家庭用製品情報

アルコール消毒の効き目がない菌・ウィルスとは

アルコール消毒をしても効果がない主な「ノンエンベローブウィルス」は、次の通りです。

  • ノロウィルス
  • エンテロウィルス
  • A型肝炎ウィルス
  • ラノウィルス

など

このようなウィルスに対しては、次亜塩酸ナトリウム消毒液(塩素系漂白剤と水を混ぜた消毒液)の使用、アルコールでの2度拭きが推奨されています。
なお、次亜塩酸ナトリウム消毒液は刺激が強いため、皮膚・金属(腐食します)・服(色落ちします)には使用できません。

※次亜塩酸ナトリウム消毒液の詳しい作り方を知りたい方は、以下のページをご覧ください。
除菌グッズがない時の代用品について

周りに火気がないことを確かめよう

アルコール消毒をする時は、周りに火気がないことを確かめてください。
では、なぜ火が危険なのかご説明します。

アルコールには引火の危険性あり

アルコールには引火性があるため、不用意に火を近づけると危険です。
東京消防庁によると、アルコール分が一定量以上含まれる「第四類アルコール類」が引火しやすいため、次の点に注意が必要としています。

■アルコールの取り扱いに関する注意点

  • 火気の近くで使用、貯蔵しない(直射日光や高温になる場所も避ける)
  • 容器を落とす、衝撃を与えるなど乱暴に取り扱わない
  • 取り扱う場所、貯蔵する場所は整理整頓する

なお、第四類アルコールとは
「エチルアルコール(エタノール)」
「メチルアルコール(メタノール)」
「n-プロピルアルコール(1-プロパノール)」
「イソプロピルアルコール(2-プロパノール)」
の4種類です。

新型コロナウィルスの対策としては、第四類アルコールの中で消毒用アルコール(エタノール)の使用が推奨されています。
取り扱いにはご注意ください。

参考サイト:東京消防庁<インフォメーション><気をつけよう!身近な危険物!!>(参照 2020-04-23)

消毒後の喫煙・料理は要注意

手や指をアルコール消毒した直後に、タバコを吸ったり料理をすると危険です。
東京消防庁の実験映像を見ると、アルコール消毒した直後の手に火を近づけた結果、手に引火していることが分かります。

タバコを吸う時、料理をする時は十分に注意してください。

アルコールによる手荒れにも注意!対策は?

アルコール消毒をするなら、手荒れにも注意が必要です(特に乾燥肌の方)。
その理由は、アルコールが蒸発する時に肌表面の水分・脂分を奪ってしまうから。
肌の潤いがアルコールと一緒になくなるため、乾燥してしまうのです。

また、アルコール消毒で手が荒れると、荒れた部位に菌がたまってさらに肌が荒れる恐れがあります。
肌荒れを治そうと薬を使うと、皮膚に過剰な負担がかかってさらに肌荒れが悪化する
「負のスパイラル」に陥る方もいらっしゃるようです。

そうならないためには、消毒だけでなく肌荒れ対策も行いましょう。

消毒後にハンドケアをする

アルコール消毒による肌荒れが気になるとしても、新型コロナウィルスが広がる今の状況では消毒しないと不安ですよね?
そんな時は、1日に何度かハンドケアをしてください。

ハンドケアの手順

出典:手荒れの原因とその対策|感染対策のススメ|サラヤ株式会社の医療従事者向けサイト「Medical SARAYA(メディカルサラヤ)」

1日に数回、保湿成分の入ったハンドクリームなどで肌を保護した後、パウダー付き手袋(医療用の薄い手袋)をすると良いそうです。

保湿成分入りのハンドジェルを使う

ハンドケア用品やパウダー付き手袋を買うのが面倒な場合は、保湿成分入りのハンドジェルがおすすめです。

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まとめ

アルコール消毒は、コロナウィルス、インフルエンザウィルス、ヘルペスウィルス、風疹ウィルス、エイズウィルスなど、エンベローブ(脂質性の膜)を持つウィルスにしか効果がありません。

また、消毒用アルコール(エタノール)には引火性があるため、火の気や直射日光、高温になる場所を避けて使用・保管することが大切です。
消毒直後にタバコを吸ったり料理をすると、手に引火する恐れがあるので注意してください。

さらに、アルコールは蒸発する際に肌の水分・脂分を奪うため、手荒れを起こす方がいらっしゃいます。
アルコール消毒による手荒れが気になる方は、ハンドケア用品と手袋を使うか、保湿成分入りのハンドジェルを使いましょう。

ウィルス対策としてアルコール消毒する時は、注意点を確認して安全に行ってください

みんなでウィルス対策、一緒に対策して、一緒に乗り越えよう!