専門家推奨のコロナ予防!正しい換気方法と夏に換気する時の暑さ対策 | 3分で読めるウィルス対策お役立ち情報

専門家推奨のコロナ予防!正しい換気方法と夏に換気する時の暑さ対策

Post:2020年6月15日

効率的に換気してコロナの感染を予防!

「コロナ対策で換気がすすめられているけど、本当に意味があるの?」
「夏場の暑い時期に窓を開けたくないんだけど・・・」

本格的な収束までには時間がかかりそうなコロナ騒動。
ご自宅や会社で換気が必要と分かっていても、これからの季節は暑くなるのでちょっと面倒ですよね?
私も以前は部屋の換気に全く気を使っていませんでしたが、コロナの流行で換気について調べてみると、今までに知らなかった情報がたくさん出てきました!

そこで、この記事では換気が必要な理由、正しい換気方法、夏に換気する時の暑さ対策をご紹介します。
最後までお読みいただけば、ご家族や同僚に換気の方法について説明できるほどの「換気博士」になれますよ(笑)。

あなたがコロナの感染予防に役立つ知識を身に付けるために、この記事がお役に立つことを願っております。

コロナの感染予防に換気が必要な理由は?

新型コロナウィルスの感染予防に換気が推奨されている理由は、飛沫感染のリスクを下げられるからです。
政府の発表によると、新型コロナウィルスの感染経路は飛沫感染もしくは接触感染とされており、飛沫感染は換気の悪い場所に人が集まる「3密」空間で起こりやすいとしています。

■飛沫感染

クシャミやせきをした時にウィルスを含んだ飛沫(水滴)が飛び散り、他の人が鼻や口から吸いこんで感染すること。

■接触感染

ウィルスがついた場所を触った手で顔を触り、鼻や口からウィルスが入って感染すること。

3密を避ける方法

出典:首相官邸HP

飛沫は2mまでしか飛ばずにすぐ地面へ落ち、空気に触れて乾燥すると急激に感染力を失うと言われています。
ただし、空気が循環せず人との距離が近い3密空間では、至近距離で飛沫を吸い込む可能性が高いため、集団感染が起こりやすいようです。

その点、室内を換気すると空気が入れ替わってウィルスが外に出ていきやすくなります。
つまり、飛沫(ウィルス)を吸い込む可能性が低くなるため、換気が必要とされるのです。

※換気すると飛沫感染を確実に予防できるわけではありません。

ただ、「飛沫感染が大丈夫でも空気感染(飛沫の水分が蒸発した後に小さな粒子が空気を漂い、これを吸い込んで感染すること)の心配はないの?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんね。
でも心配はいりません!
というのも、専門家や医師が空気感染の可能性を否定しているからです。

専門家や医師の見解を詳しく知りたい方は、コロナって空気感染しないの?をご覧ください。

専門家がすすめる正しい換気方法とは

換気をする際は、一般的に給気口(空気の入り口)と排気口(空気の出口)が離れていると効率が良いそうです。
とはいっても、建物の構造によって換気の方法は変わります。
ご自宅、会社、店舗など、場所に合わせた方法で換気しましょう。

なお、エアコンを付けていても換気にはなりません
その理由は、エアコンには基本的に室内の空気を取り込み、冷やして室内へ戻す働きしかないからです。
(内気と外気を入れ替えているわけではありません。)

また、空気清浄機も「通常換気の補助的な役割」程度に考えておく方が良いでしょう。
というのも、欧州暖房換気空調協会(RHEVA)のガイドラインでは、空気清浄機だけに頼るのではなく通常の換気を行うよう推奨されているからです。
消費者庁も一部の空気清浄機について「効果が疑わしい」として注意喚起を行っているため、以下の方法で換気することをおすすめします。

参考サイト:RHEVA,COVID-19 Guidance(参照 2020-08-07)

参考サイト:新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする商品の表示に関する改善要請等及び一般消費者への注意喚起について(参照 2020-08-07)

必要換気量と換気回数を把握する

換気をする前には、対象となる部屋の広さや部屋にいる人数から「必要換気量」(換気するべき空気の量)と「換気回数」(1時間で部屋全体の空気が何回入れ替わるか)を計算し、目安にしましょう。

■換気量の計算方法

20×部屋の床面積(㎡)/ 1人あたりの専有面積(㎡)=必要換気量

■換気回数の計算方法

必要換気量 / 部屋の容積=換気回数

参考サイト:必要換気量の求め方|三菱電機 空調・換気・衛生(参照 2020-06-10)

自宅での換気方法

ご自宅で換気をする場合、床面積や1人あたりの専有面積が分からない方は多いはず。
そんな方は、以下の方法で換気してください。

  • 1時間に5~10分ほど窓を全開にする(なるべくコマメに換気する)
  • 2方向の窓(なければドア)を開けて空気の流れを作る

定期的に換気することは大切ですが、同じように大切なのが空気の流れを作ることです。
できれば対角線上に2つの窓を開けて空気を循環させましょう。

トイレのように窓が1つしかない部屋の場合は、扇風機やサーキュレーターを使う方法がおすすめです。
扇風機やサーキュレーターを窓に向けて置き、室内の空気を窓の外へ押し出すようにすると空気が循環します。

※扇風機やサーキュレーターを部屋の内側に向けると空気が外へ出にくくなります。

なお、2003年7月以降に完成した戸建てやマンションには、24時間換気システムが設けられています。
システムが機能していれば、1時間で部屋全体の空気が半分以上入れ替わるため、忘れずスイッチを入れておきましょう。

参考サイト:新型コロナウイルス感染防止のための換気対策。これから夏に向けて家の「上手な換気の仕方」とは? | 住まいの「本当」と「今」を伝える情報サイト【LIFULL HOME’S PRESS】(参照 2020-06-10)

会社や店舗での換気方法

厚生労働省は、会社や店舗など多くの人が集まる建物では、機械換気(ファンなど機械を使った換気)もしくは自然換気(機会を使わない換気)を推奨しています。

機械換気の方法

自然換気の方法

出典:「換気の悪い密閉空間」を 改善するための換気の方法

窓を開けての自然換気については、家での換気方法とあまり変わりません。
コマメに換気すること、2方向の窓を開けて空気の流れを作ることを意識して空気を入れ替えましょう。

換気の効果を測定するには?

「換気したけど本当に効果があるのかな?」と不安な時は、換気シミュレーター(日本産業衛生学会 産業衛生技術学部提供)を使ってみてください。
Excelファイルをダウンロードして、床の長さ、天井の高さ、部屋にいる人数など必要項目を入力すれば、換気状態の良し悪しを判定してくれます。

判定だけでなく、「受け入れられる限度。時々一部の窓を開けることもよい(1時間に数分間程度)」のような提案もしてくれますし、使い方も簡単ですよ!

夏場に換気する時の暑さ対策について

これから暑い季節を迎えても、コロナは収束していないかもしれません。
とすると、夏場でも定期的な換気が必要です。

そこで、ここからは換気する時の暑さ対策をご紹介します。
熱中症を避けるため、ぜひ参考にしてください。

夏のイメージ

エアコンは付けっぱなしでOK

夏場に窓を開けて換気する時は、エアコンを付けておきましょう。
「エアコンを付けっ放しだと電気代が高くならない?」と思われるかもしれませんが、エアコンの消費電力が大きいのは運転を始める時だけ。
いったん動き出すと付けたままの方が消費電力は小さいため、付けっ放しでOKです。

ただし、室内と室外の気温差が大きいと、エアコンは余計な電力を使います。
エアコンにかかる負荷を抑えるために、換気中は設定温度を高めにすることが大切です。

その他、効率的に換気するには扇風機やサーキュレーターも使いましょう。
扇風機やサーキュレーターは空気の流れを作るだけでなく、換気してからエアコンの対角線上に置くと、冷えた空気を行き渡らせて部屋全体を冷やす効果があります。

涼しい素材のマスクを着用する

暑い季節を迎えても、今年はマスクの着用が必要になりそうです。
でも、換気中は室内が暑くなるため、不織布マスクをしていると汗でひっついて気持ち悪いですよね。

室内でも屋外でも快適に過ごすには、接触冷感生地のように涼しい素材のマスクをつけましょう。
接触冷感マスクはつけると口元がヒンヤリして涼しいですし、立体的な形状だから顔にひっつきません。
それに洗って繰り返し使えるから、不織布マスクより経済的ですよ。

うちわの使用もおすすめ!

エアコン、扇風機、サーキュレーターは換気時の暑さ対策に欠かせませんが、使っていても暑い日は必ずあります。

「風がない・・・気温が高い・・・座っているだけで汗が出る・・・」
そんな時はうちわを使うと暑さがマシになりますよ。
かなりアナログな方法ですが(笑)、確実に風が当たりますし、風量も調整できて便利です。

ご自宅や会社のデスクには、最低1本うちわを置いておくことをおすすめします!

まとめ

新型コロナウィルスの飛沫感染を予防するには、定期的な換気が必要です。
建物の大きさや室内の人数に合った方法で、コマメに空気を入れ替えましょう。

換気を行う時はあらかじめ必要換気量と換気回数を計算し、効率的に換気する必要があります。
特に夏場の熱中症を避けるためには、効率的な換気が大切です。
エアコンを設定温度高めで付けっ放しにしたうえ、扇風機やサーキュレーターを有効に使ってください。

会社や店舗、商業施設のように多くの人が集まる場所では、ファンなどを使った「機械換気」を、2003年7月以降に建った戸建て・マンションの場合は「24時間換気システム」を使う方法も空気の入れ替えに有効です。

飛沫感染のリスクを少しでも下げるために、ご自宅や職場で正しい換気を心がけましょう!

みんなでウィルス対策、一緒に対策して、一緒に乗り越えよう!